認定こども園 取手幼稚園
茨城県取手市にある認定こども園 取手幼稚園の公式ホームページ
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アーカイブ: 2025.01

1月の「園だより」から  2025.01.10掲載

『おしょうがつにはたこあげて~こまをまわしてあそびましょ』この歌、ご存じですか?このような歌も最近では歌わなくなりました。私が小さい頃にはよく歌ったものです。そして本当にお正月には凧揚げやこま回しをして遊びました。凧揚げもこま回しもコツが必要で何度も練習を重ねないとうまくできません。あの頃、そのようなことに一生懸命になり必死に繰り返しチャレンジをしていました。何かに夢中になるとき(それは何でもよいのです。ある子は今日は泥をバケツの淵まで摺り切りいっぱいにすることに夢中です。ある子は色鉛筆をきれいに並べることに夢中です。)そこには本当に小さな様々な「生きる力」が育まれています。「考える」「試す」「工夫する」「失敗(挫折)」「諦めない」。そして「達成感」。満たされたらそれは次への「自信」へとつながっていく。遊びって素晴らしい!お洋服や靴が汚れることも気づかず夢中になっている、こんな素晴らしい時間に声を掛けてしまってはもったいないと、私たちはいつも気を付けています。今年もいっぱい遊びます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

《園長 小林路津子》

ヨハネの手紙Ⅰ 3章2節
私たちは今すでに神の子どもです。

12月の「園だより」から  2024.12.04掲載

たいていの場合、王様や神様は優しく、神々しく、光っているイメージがあります。
「神の子イエス」は弱く貧しく小さな者としてこの世に誕生しました。一人の赤ちゃんが生まれたその時、寒い夜でした。赤ちゃんの誕生を見守り、助け、喜んだのはやはり、弱く貧しく身分の低い者とされた人たちでした。私たちはこの世に生まれた時から一人ではなかったはずです。母マリアと父ヨセフ、時代に虐げられていた羊飼いたち、身重の女性とその夫を気の毒に思い、馬小屋に泊めた宿屋、不思議に赤く光る星、その星を頼りに赤ちゃんを探す博士、喜びを告げた天使。このどれが欠けても「聖なる夜」の出来事は語れません。誰もが尊く、「大切なひとり」です。その夜の出来事を幼児組の子どもたちが演じます。このお話に主役はいません。あえて言うならば「みんなが主役」なのでしょう。大切にされない命などないはずなのに今日もどこかで差別や争いが起こっていますね。世界ではじめの本当のクリスマスを知り、もらうだけでなく「あげること」で満たされる気持ちを考えて過ごしていきます。世界中の子どもたちがいつも笑っていることを願ってやみません。

《園長 小林路津子》

ルカによる福音書 2章11節
今日ダビデの町に、あなたがたのために救い主がお生まれになった。

11月の「園だより」から  2024.11.13掲載

秋の実りの季節になりました。秋は美味しいものがたくさんありますね。特に私たちの住む地域には果実の木や畑、田んぼが広がり、収穫の喜びを感じます。先日幼児組が幼稚園の近所の畑へお芋ほりに出かけました。たくさんのお芋を喜んで持って帰ってきたその日、近所にイノシシの目撃情報が入ってきました。幼稚園のある地域にはタヌキやアライグマなどを時々見かけることがあります。(私が夜遅く帰宅する時ですけれどね。夜行性ですから。)自然豊かな美味しいものが実る場所には動物たちも集まりますよね。絵本の昔話のように仲良くできればよいのですけれどなかなかそうもいきません。けれど虫も動物も人間も共存して自然の中で生きています。仲良くできなくてもその生活を、命を大切にしていきたいですね。
収穫感謝の11月はそんなことも考えて過ごしていきたいと思います。
 

《園長 小林路津子》

申命記 26章10節
あなたが私に与えてくださった土地の実りの初物を持って参りました。

10月の「園だより」から  2024.10.02掲載

賑やかな音楽に合わせて幼児組の子たちが体操をする姿を乳児組の子たちが手をたたいて喜んだり、不思議そうにジィーっと眺めたりしています。見られていると、がぜん張り切ってアピールする子もいれば、固まって動けない又は動かない子もいます。運動会って楽しいもの、多くの人がそう思って、また私たち保育者もそのようにしたいと願って子どもたちと気持ちを高め、準備・練習をしていきます。しかしそこに子どもたちの気持ちが置き去りにされていないかをいつも気を付けています。練習では楽しめるような工夫や声掛けはしていきますが、本人の気持ちも大切にし、無理強いはさせていません。私は小学校の頃、運動会は苦手でした。取手幼稚園の子どもたちにとって運動会が楽しい思い出になるといいなって願っています。当日は多くの観客の中、緊張や恥ずかしさで思うようにいかない子どもたちもいると思います。どうかそのありのままの姿を温かく見守り、できなかったことを残念がるのではなく、できたことをいっぱいほめてあげてくださいね。当日は保護者の方と一緒に楽しめるような一日にしたいと願っております。 
 

《園長 小林路津子》

ヨハネの手紙1 4章19節
『神がまず私たちを愛してくださった』

9月の「園だより」から  2024.09.04掲載

 酷暑と言われるほどの夏がやっと終わりに近づいてきたのでしょうか。外遊びができないほどの暑さからはここ2~3日解放され、子ども達が園庭で走り回る姿が見られます。見ているだけで心和む光景です。園庭にはいろんな生き物たちが顔を出します。トンボにバッタにキリギリス、カナヘビやヤモリ、どこから来たのかアマガエルがしばらく住みついています。最初はその小さな仲間たちの出現に喜んだり驚いたりして何とか捕まえようとしていた子ども達ですが、最近はちゃんと共存していくことを学んできたようです。「一緒に同じ時を過ごす」って大切ですね。季節の移り変わりは気持ちも新たにされます。少しずつですが夕方は涼しい風が吹き、秋の虫たちの声が聞こえてきます。心を研ぎ澄まし、小さな自然の音に耳を傾ける時を大切に過ごしたいと思います。そして子どもたちは汗をかき、砂や泥で手や顔を汚しながら今日も全身で、面白いことを探すのに夢中です。

《園長 小林路津子》

マタイによる福音書  22章39節
『隣人を自分のように愛しなさい』



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