認定こども園 取手幼稚園
茨城県取手市にある認定こども園 取手幼稚園の公式ホームページ
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園長のおはなし


11月の「園だより」から  2024.11.13掲載



秋の実りの季節になりました。秋は美味しいものがたくさんありますね。特に私たちの住む地域には果実の木や畑、田んぼが広がり、収穫の喜びを感じます。先日幼児組が幼稚園の近所の畑へお芋ほりに出かけました。たくさんのお芋を喜んで持って帰ってきたその日、近所にイノシシの目撃情報が入ってきました。幼稚園のある地域にはタヌキやアライグマなどを時々見かけることがあります。(私が夜遅く帰宅する時ですけれどね。夜行性ですから。)自然豊かな美味しいものが実る場所には動物たちも集まりますよね。絵本の昔話のように仲良くできればよいのですけれどなかなかそうもいきません。けれど虫も動物も人間も共存して自然の中で生きています。仲良くできなくてもその生活を、命を大切にしていきたいですね。
収穫感謝の11月はそんなことも考えて過ごしていきたいと思います。
 

《園長 小林路津子》

申命記 26章10節
あなたが私に与えてくださった土地の実りの初物を持って参りました。



10月の「園だより」から  2024.10.02掲載



賑やかな音楽に合わせて幼児組の子たちが体操をする姿を乳児組の子たちが手をたたいて喜んだり、不思議そうにジィーっと眺めたりしています。見られていると、がぜん張り切ってアピールする子もいれば、固まって動けない又は動かない子もいます。運動会って楽しいもの、多くの人がそう思って、また私たち保育者もそのようにしたいと願って子どもたちと気持ちを高め、準備・練習をしていきます。しかしそこに子どもたちの気持ちが置き去りにされていないかをいつも気を付けています。練習では楽しめるような工夫や声掛けはしていきますが、本人の気持ちも大切にし、無理強いはさせていません。私は小学校の頃、運動会は苦手でした。取手幼稚園の子どもたちにとって運動会が楽しい思い出になるといいなって願っています。当日は多くの観客の中、緊張や恥ずかしさで思うようにいかない子どもたちもいると思います。どうかそのありのままの姿を温かく見守り、できなかったことを残念がるのではなく、できたことをいっぱいほめてあげてくださいね。当日は保護者の方と一緒に楽しめるような一日にしたいと願っております。 
 

《園長 小林路津子》

ヨハネの手紙1 4章19節
『神がまず私たちを愛してくださった』



9月の「園だより」から  2024.09.04掲載



 酷暑と言われるほどの夏がやっと終わりに近づいてきたのでしょうか。外遊びができないほどの暑さからはここ2~3日解放され、子ども達が園庭で走り回る姿が見られます。見ているだけで心和む光景です。園庭にはいろんな生き物たちが顔を出します。トンボにバッタにキリギリス、カナヘビやヤモリ、どこから来たのかアマガエルがしばらく住みついています。最初はその小さな仲間たちの出現に喜んだり驚いたりして何とか捕まえようとしていた子ども達ですが、最近はちゃんと共存していくことを学んできたようです。「一緒に同じ時を過ごす」って大切ですね。季節の移り変わりは気持ちも新たにされます。少しずつですが夕方は涼しい風が吹き、秋の虫たちの声が聞こえてきます。心を研ぎ澄まし、小さな自然の音に耳を傾ける時を大切に過ごしたいと思います。そして子どもたちは汗をかき、砂や泥で手や顔を汚しながら今日も全身で、面白いことを探すのに夢中です。

《園長 小林路津子》

マタイによる福音書  22章39節
『隣人を自分のように愛しなさい』



8月の「園だより」から  2024.08.25掲載



幼稚園のお庭に畑を作って2年目。今年はキュウリ、長ナス、トマト、オクラ、そしてこだまスイカが実っています。朝、収穫して給食室へもっていくとお昼の給食の一品となり、みんなでおいしくいただきます。採れたてのお野菜ってなんておいしいのでしょう!先日はスイカを収穫して切ってみました。見た目は「・・・」でも食べてみると「わぁ!おいしい」「スイカだ!」「もういっこたべていい?」おいしいものを食べている時の子どもたちの顔って最高に輝いています。自分たちの畑でとれたものだから輝きもひときわなのでしょう。毎日とても暑いけど夏っていいなあ、と思う瞬間です。8月のねらいは「ゆったりと」「平和を祈る」です。平和ってどんなこと?それはきっと平凡な毎日。畑でとれた野菜をみんなで食べる。そんな時間のこと。79年前、そんな平凡な暮らしが戦争によって壊されていきました。平和のことはいつも考えていたいけど8月は特に考えます。今日もどこかで戦争が起こっています。子どもたちの輝きがこの先いつまでも続きますように。世界中の子どもたちが笑って過ごすことが出来ますように

《園長 小林路津子》

テサロニケの信徒への手紙  5章18節
『どんなことにも感謝しなさい』



7月の「園だより」から  2024.07.01掲載



6月だというのに熱中症警戒アラートが発令されました。私の子どもの頃には考えられないことです。地球が悲鳴を上げている、そんな気がしてなりません。例年ならこの時期、子ども達はたっぷりと戸外で遊びます。けれども今、その戸外遊びに制限をつけなければならず、外での楽しみを得られなくなった子どもたちは当然室内での遊びに楽しさ、面白さを追求します。レゴブロックにお友達の髪の毛を巻き付けて別のレゴブロックで挟む。これ、何をしていると思いますか?美容室ごっこだそうです。別のレゴブロックでドライヤーも作って。(これがまたリアルで素晴らしい!)また別の日は廊下のマグネットボードに専用の磁石を投げてどれだけ高いところにつけられるかを競う遊び。これらの遊びは本来の遊び方ではありません。子ども達が自ら考えて編み出したものなのです。そんなときの子どもたちの表情は生き生きしています。「おもちゃの遊び方」なんて本当は必要ないのかもしれませんね。どうすればより楽しく、面白くなるかは子ども自身がちゃんと考えています。

《園長 小林路津子》

ガラテヤ  6章2節
『互いに重荷を担いなさい』





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