認定こども園 取手幼稚園
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アーカイブ: 2026.11

11月の「園だより」から  2026.11.02掲載

今月の聖句は、「あなたが私に与えてくださった土地の実りの初物を持って参りました」です。秋は、木の実や果物、野菜など、さまざまな実りを喜ぶ季節です。聖書は、その実りを自分の力だけで得たものではなく、神さまから与えられたものとして受け取っています。そこには、土や雨、日差し、季節の移り変わりなど、人の力だけでは動かせないものも重なっています。幼稚園では、地域の方々のご厚意で、子どもたちのためにサツマイモ畑を育てていただいていました。子どもたちも収穫を楽しみにしていましたが、その畑がイノシシに食べられてしまい、先日、その様子を一緒に見ました。楽しみにしていた実りが、思いどおりにならないこともあります。それでも振り返ってみると、畑を用意し、育ててくださる方がいて、私たちはその実りを受け取ろうとしていたことに気づきます。感謝するということは、何でも「ありがたい」と思わなければならないことではなく、自分だけの力でここまで来たのではないことに気づくことなのかもしれません。自然の恵みや、人の働き、支えてくださる方々に目を向けながら、子どもも大人も、与えられた豊かさを共に受け取る11月にしたいと思います。

《園長 松永明夫》

申命記 26章10節
あなたが私に与えてくださった土地の実りの初物を持って参りました。

10月の「園だより」から  2026.10.01掲載

これまで「神さまがまず私たちを愛してくださった」(7月)、「隣人を自分のように愛しなさい」(9月)という聖句を聞いてきました。今月の「神は愛です」は、これまでの聖句の根っこにある言葉です。キリスト教で語る愛は、「人を愛しましょう」という促しから始まるのではありません。私たちが誰かを愛するより先に、神さまが私たち一人ひとりを愛してくださる。その愛がイエス・キリストを通して示された、と聖書は語ります。子どもたちは友だちと過ごす中で、「一緒にやりたい」「自分でやりたい」「それはいや」と、さまざまな思いを表します。けれども、いつも同じ気持ちになれるわけではありません。思い通りにならなかったり、ぶつかったりすることもあります。それは、私たち大人も同じです。自分の思いを大切にしながら、自分とは違う相手とどう共に過ごすのか。私たちは皆、その難しさの中にいます。それでも、自分も相手も大切な一人であることは変わりません。秋の自然に触れ、さまざまな経験を重ねる中で、子どもたちが、神さまに愛され、家族や幼稚園の職員、地域の方々に見守られていることを感じながら育ってほしいと思います。その安心の中で、人と共にいる喜びも難しさも、ゆっくり味わっていきたいものです。

《園長 松永明夫》

ヨハネの手紙Ⅰ 4章16節
神は愛です

9月の「園だより」から  2026.09.01掲載

 9月になりました。厳しい暑さは続いていますが、日が少しずつ短くなり、空や雲、虫の声などから、秋の訪れを感じる時期となりました。子どもたちは、夏の間の経験や、いつもとは少し違う生活の流れを抱えながら、園での日々を重ねています。自分の思いを表す姿、まわりの子どもたちや保育者のしていることに目を向ける姿がある一方で、少し様子を見ながら過ごす姿もあります。その一つひとつを受けとめながら、安心して過ごせる毎日を整えてまいります。この時期、子どもたちは身近な自然や友だちの遊びに心を動かされ、「やってみたい」「おもしろそう」「いっしょにしたい」という思いを少しずつふくらませていきます。その中で、まわりの子どもたちと関わり、自分の思いと相手の思いが出会ったり、時にはぶつかったりすることもあります。今月の聖句「隣人を自分のように愛しなさい」は、そうした日々の関わりの中で大切に受けとめたい言葉です。思いがぶつかる時にも、急いでどちらかに決めるのではなく、それぞれの声に耳を傾け、ともに過ごす道を子どもたちと探していきたいと思います。8月に心に留めた平和への思いも、身近な人を大切にする日々の関わりから始まるのだと思います。年間主題「ともに」を覚え、子どもたちとともに歩んでまいります。

《園長 松永明夫》

マタイによる福音書22章39節
隣人を自分のように愛しなさい

8月の「園だより」から  2026.08.04掲載

 8月になりました。外で遊ぶことにも注意が必要なほどの暑さが続いています。そのような中でも、子どもたちは水や土、風や暑さに触れながら、それぞれのペースで夏を過ごしています。今月は、いつもの暮らしに目を向けながら、少し遠くの空にも思いを寄せたいと思います。戦争が終わってから81年がたちました。しかし今も、世界の各地で争いが続き、多くの大切な命や、安心して暮らせる日々が失われています。平和は、何もしなくても当たり前に続くものではないことを知らされます。今月の聖句は「平和を作る人は、幸いである」です。平和を作るとは、争わないことだけではなく、自分とは違う思いや不安を抱える人を、いなかったことにせず、どうしたらともにいられるかを考えることでもあります。子どもたちの間にも、思いがぶつかり合う時があります。その時、どちらかを急いで従わせるのではなく、それぞれの声に耳を傾け、ともに過ごせる道を、子どもたちと一緒に探していきたいと思います。子どもたちが安心して遊び、食べ、眠り、育っていける日々を願いながら、子どもたちの未来にもつながるように、身近なところから平和を祈り、作る歩みを重ねてまいります。 

《園長 松永明夫》

マタイによる福音書5章9節
平和を作る人は、幸いである

7月の「園だより」から  2026.07.02掲載

 7月になりました。子どもたちは、春から園での生活を少しずつ重ねてきました。自分の思いや興味を表す姿も見られる一方で、なおゆっくり様子を見ながら過ごしている姿もあります。そのような中で夏休みを迎え、子どもたちの生活の流れにも少し変化が生まれる時期となります。楽しい予定がある一方で、いつもと違う毎日に戸惑うこともあるかもしれません。そのような時こそ、急いで整えようとするより、まず子どもたちの思いに目を向け、安心できる関わりを大切にしていきたいと思います。今月の聖句は「神がまず私たちを愛してくださった」です。子どもたちは、何かができるから愛されるのではなく、まず愛されている存在です。その安心の中で、少しずつ自分の思いを表し、まわりの人やものに目を向けていくのだと思います。7月は、水や光、風、土や砂など、夏ならではの感触に出会う季節でもあります。特別なことを急がず、子どもたちが感じたこと、楽しかったこと、少し戸惑ったことを、温かく見守ってまいります。年間主題「ともに」を覚え、子どもたち一人ひとりの姿を受けとめながら、ともに歩んでまいります。

《園長 松永明夫》

ヨハネの手紙Ⅰ4章19節
神がまず私たちを愛してくださった



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