認定こども園 取手幼稚園
茨城県取手市にある認定こども園 取手幼稚園の公式ホームページ
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アーカイブ: 2025.07

7月の「園だより」から  2025.07.01掲載

あつ~いっ! なんて言うと「夏が暑いのはあたりまえっ!」なんて母親から言われたのが、小さいころの思い出です。わたしが生まれ育った地域では、その時分エアコンなんて備え付けてある家なんてめったにありませんでした。そして暑いことは暑かったけれど、それなり楽しみもありました。思うに駄菓子屋さんで買って食べながら帰ってくるアイスなんて、その後どこで食べたアイスより最高でした。暑さもあのころとはだいぶ変わってきましたから、今は熱中症に気をつけながらですが、それでも子どものころの「この夏がサイコー」なんていう思い出は大切にしたいと思います。長い人生の中でこども園生活なんて短い時間ですが、それぞれの季節に「最高の思い出」の一つを子どもたちに残すことができたらと、いつも願っています。

《園長 小林祥人》

ローマの信徒への手紙12章15節
喜ぶものと共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。

6月の「園だより」から  2025.06.06掲載

6月になると、幼稚園児だったころ、どうしてもカタツムリが欲しかった自分を思い出します。東京の下町に育ったわたしが、図鑑の写真ではなく、自然にいる「本物のカタツムリ」を見るのは稀でした。先日、民生委員さんたち(おいもほりなどをいつも手伝ってくださいます)と話したのですが、この小文間地域でも昔に比べると格段に生き物を見かける機会は少なくなったそうです。取手幼稚園は小さな園ですけれど、「地域全体が園庭」といえる保育をしたいと思います。というのも、人は人と関わり、また環境と関わる中で大きく成長するからです。ゲームや動画に熱中するのは時代の趨勢ともいえますが、どのような事柄にもいえると思いますが、「本物」を可能な限り味わわせたいというのが、取手幼稚園の願いです。

《園長 小林祥人》

エフェソの信徒への手紙5章8節
光の子として歩みなさい

5月の「園だより」から  2025.05.01掲載

新しいお部屋、新しい先生…5月になって、みんな少しずついろいろなことに慣れてきた頃でしょう。あ、新入園のおともだちは、この幼稚園が「あたらしい」世界です。ちょっとは慣れてきたでしょうか。そう、小さい時ほど、社会や世界から受け止めるものは大きいです。小学1年生は、ある意味で大学生なんかよりたいへんです。それは「お勉強」のことではありません。「新しい世界を知っていく」というところです。そこで子どもたちは必死に生きています。「ちっちゃい」ということの中にある「生きる力」—それは一生ものです。そして、これが育っていくかどうかは周りの環境次第です。取手幼稚園のスタッフたちは、そこをとても大切にしてお子さまをお預かりします。 

《園長 小林祥人》

テサロニケの信徒への手紙Ⅰ5章18節
どんなことにも感謝しなさい

4月の「園だより」から  2025.04.09掲載

この取手幼稚園では「生きる力」ということを大切にしています。「生きる力」って何でしょう。それは自分で考えて、判断して、どんなふうに歩むのが一番いいか、見つけ出していく力ではないでしょうか。そして、その見つけた「歩き方」を歩く際に諦めないでいられる気持ちの強さではないでしょうか。それは自分を信じる力です。それと、もう一つ忘れていけないのは、ほかの人と「つながる力」ではないでしょうか。それは私たちおとなが言う「人間関係」の中を「信頼」と「感謝」をもって生きていくことですけれど、これも、「しっかりした自分」がないとできないことです。それと「優しさ」も必要です。
「生きる力」と「つながる力」—どっちも一生モノですが、これらが育まれるには幼児期をどう過ごしたかが決定的だといわれています。わたしたちはそれをいつも心に留めながら、皆さまの大切なお子様と向き合って歩んでまいります。

《園長 小林祥人》

テサロニケの信徒への手紙Ⅰ5章16節
いつも喜んでいなさい

3月の「園だより」から  2025.03.04掲載

幼稚園にとって「とうとう」3月がやってきました。そう、お別れの月です。毎日あたりまえのように一緒に過ごしてきたお友達とお別れをしてそれぞれに新しい旅立ちの時です。私は一人の大人として、子どもたちの未来を心配しています。環境のこと、戦争のこと、命のこと。小学校へ進学する子どもたちへ残念ながら「楽しいことばかりだよ」とは言ってあげられないのです。子ども達は今まで以上に困難な時代を生きていくのかもしれません。そして生きていれば楽しいことばかりではなく、悲しいことや辛いこと、また理不尽だと思うことなどをも経験していくのでしょう。その時をしっかりと生き抜いてくれれば後でその意味が見出せるはずです。そのために大切なのが幼稚園での出会いと経験だったと私は思っています。そして今、みんなで「いいお別れ」ができるように最後の時を過ごします。「出会えてよかったね」「きみのこと、いつも大切に思っているよ」「また会おうね」と、お別れしましょうね。

《園長 小林路津子》

ヨハネの手紙Ⅰ 4章7節
愛する人たち、互いに愛し合いましょう。



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