6月の「園だより」から 2025.06.06掲載
6月になると、幼稚園児だったころ、どうしてもカタツムリが欲しかった自分を思い出します。東京の下町に育ったわたしが、図鑑の写真ではなく、自然にいる「本物のカタツムリ」を見るのは稀でした。先日、民生委員さんたち(おいもほりなどをいつも手伝ってくださいます)と話したのですが、この小文間地域でも昔に比べると格段に生き物を見かける機会は少なくなったそうです。取手幼稚園は小さな園ですけれど、「地域全体が園庭」といえる保育をしたいと思います。というのも、人は人と関わり、また環境と関わる中で大きく成長するからです。ゲームや動画に熱中するのは時代の趨勢ともいえますが、どのような事柄にもいえると思いますが、「本物」を可能な限り味わわせたいというのが、取手幼稚園の願いです。
《園長 小林祥人》
光の子として歩みなさい